日本でチェスというとなんだかおしゃれな印象がありますが、コロンビアでは日本の将棋程度の普通の遊び。ビルの警備員の人なんかが仕事の合間に遊んでたりします。いいのか?
夫は大学教員なんですが、大学対抗のチェストーナメントに出るというので見学に行きました。
職場対抗ですからプレイヤーのレベルにはばらつきがあるようで、夫は初心者というには場数を踏んでるけど決して強くはないという程度。
見学する私はその夫に駒の動かし方を教わったくらい。キングとルークを入れ替えるキャスリングとか、ポーンが敵陣地の最奥まで到達したらクイーンとして生まれ変わるとか(なんと呼ぶのかわからない。当然、クイーンはすでに死んでなければならないものと思われます)いうルールは最近初めて知りました。
場所はチェスカフェみたいなところ。チェスは ajedrez ですが、カフェテリアのような場所なので店の名前は Cafedrez。うまい!と言ってあげるべきなのか……。

国内には女性プレイヤーもいるそうですが、この大学対抗はいつも男性ばかりです。写真の右隅奥が夫です。たぶん顔見えないと思いますが。
この写真は終盤。夫は黒で、全然知らない人が見ても窮状は明らかでしょう。外野から夫に「白? 黒?」という声がかかり、夫が「黒」と答えると "¡Huy! Grave."(それは大変だ)などと言われていました。

チェス盤はめ込みテーブル。時計はたぶん将棋などでも使われるんじゃないかと思いますが、自分の手が終わったときに自分側のボタンを押すと、相手の時計が進むもの。写真ではわかりませんが、盤面には Made in USSR の文字が。
この数手後に負けました。
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補足
ポーンがクイーンになるのは、別にクイーンが死んでいる必要はないみたいですね。
サイトによって書かれていることが微妙に違うのでよくわかりませんが……。
クイーン以外の駒になることができると書かれているところもあります。
チェス憶えてみたい気持ちに
私は、将棋を指しますが、将棋の羽生名人がチェスの世界ランカーらしく、チェスの理論が将棋に活きるようです。
ルールは全く違っても、相互作用があるのでしょうね。
将棋でもチェスクロックを使用していますから、そういう意味では、将棋はチェスに負けています(笑)
Huy! Grave.で、「それは大変だ」なのですね。
勉強になりました。
因みに、グーグルの無料翻訳では「墓」で、2万円近く出して買った翻訳ソフトでは「深刻」でした。
このソフトは、とぼけた翻訳をしたい性癖らしく、コロンビアからのメールの解読には、いつも悩まされています(笑)
まだ「深刻」という訳なら良い方で、無学な私から見ても異様な訳をするときが9割なので(笑)
ボーンがクィーンに変身するのは、面白いルールですね。将棋ですと、1箇所しか進めない「歩」が、敵陣に入ると、「と金」に変貌し、6箇所に進めるように昇進人事されるのと似ているような気がします。
チェスを指されるご主人様は、素晴らしいご趣味をお持ちだと思います。
ゲームは勝敗ではなく、思考過程を楽しみ脳科学的に脳に栄養を与える作業なので^^
無題
grave は「深刻」で間違いないと思います。国にもよると思うのですが、コロンビアではこれを間投詞的に使うことがよくあり、「大変だ」とか「まあどうしましょう」みたいな意味になるかと思います。ちょっと大げさな表現なので、こっけいに思う人もあるようです。
チェスも覚えるとおもしろいのかなぁと思いますが、なかなか手が出ません……。