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きまぐれコロンビア案内

コロンビア生活日記です

   
カテゴリー「娯楽」の記事一覧

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ボゴタでドラマの撮影

もちろん、ボゴタでドラマの撮影が行われること自体は珍しくありません。でもこれはテレノベラとかではなく、アメリカで放送されるドラマの話。しかも舞台は南米ですらなく、ロサンゼルスです。

要するに撮影のコスト削減のためにボゴタに来たらしいのですが、ひょっとしてボゴタが次なるバンクーバーに?

ドラマのタイトルは Mental で、ロサンゼルスの精神分析医の話らしいです。制作は FOX Telecolombia だとか。ここはこれまでにも FOX で放送している Tiempo Final というドラマも作っているそうです。1話だけ見たけど、コロンビアが絡んでいたとは知りませんでした。

そういえばカナダドルが高騰したのでバンクーバーでのドラマ製作が苦しくなってきたという話を見かけたような気がします。コスト以外でのドラマ撮影における利点といえば、ボゴタの気候が安定していることでしょうか。バンクーバーで撮影しているドラマの裏話とかで、「野外ロケが寒くて死にそうだった」という話をよく見ますが、この点が解消されますし。

街並みなんかを撮るとアメリカじゃないってバレバレですが、その辺はセットなりカット挿入とかでごまかせば、それこそ森とかはわりと使えるんじゃないでしょうか。というか、実際市外でのロケは行われたようです。ボゴタ近辺の植生は熱帯じゃないですしね(アメリカのドラマを見ていると「ボゴタ郊外のジャングルで……」みたいな台詞が普通に出てくるんですよね……)。

しかし今回ちらっと新聞に載っていた記事によると市街地ロケも行われたようです。ただしその市街はロサンゼルスではなくイラク。ロケ地は Calle 22 の 32~34 あたりとか。市の中心部がイラクの戦場として違和感なく使える首都というのもちょっと微妙か(国軍も協力したらしい……)。

新聞の写真ではその「イラク」の向こうにモンセラーテの山がちょっと写っています。実際にドラマになったらそういうのは映っていないかもしれませんが、ドラマの編集って意外と適当だったりするので残っているかも。楽しみだなー。
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ボゴタの小劇場

ボゴタで大量の雹が降って大騒ぎだったことはきっとみなさんご存じなのでしょう。月に一度の更新があるかないかのこんなブログでさえ、ふと昨日のアクセスを見たら100近くになっていました。すごいですね、雹。

しかし雹については書くことがありません。あの時間、ちょうど外出先から帰ってくるところで、タクシーから家にたどりつくまでにずぶ濡れになってしまったのですが、うちのあたりは「あー、雹が混じってるなー」程度で、被害らしい被害はありませんでした。すごかったことは翌日の新聞写真で知ったくらいです。あれほど大量に降ることはめったにないにしても、雹自体はさほど珍しいことではありません。しかしあの写真で流されていた車ってどうなってしまうんでしょう。廃車でしょうか。保険は利くんですかね。

そんなこんなで、雹のことには触れずに、先週木曜日に行ったイベントの話をしたいと思います。

小劇場というのは懐かしい響きです。学生時代はよく小劇場の芝居を見に行ったものです。とはいえ小劇場の芝居を積極的に選んで見ていたのではなく、アマチュア~小劇場の芝居は安かったのです。下手をすると映画を見るよりずっと安い。その後小劇場ブームのようなものがあった気がするので、小劇場芝居の料金は上がったかもしれませんが。

コロンビアというか、ボゴタはけっこう演劇が盛んのようです。新聞にも大小さまざまな演目の広告が出ていますし。これまでも興味がないではなかったのですが、私のスペイン語力で芝居を見るのはちょっと厳しいような気がする。言葉が理解できないかもしれないものにお金を払うのはもったいない。というわけで、行ったことはありませんでした。スペイン語の映画なら見に行くのですが、映画は映像で物語を補完しやすいのに比べ、演劇は言葉が果たす役割が大きいような気がします。

しかし今回、夫が例のアリアンサ・フランセサから、また何かのタダ券をもらってきました。正確には私が招待されたわけではないのですが、大丈夫だろうと言うので一緒に行ってみることに。

場所はセントロ、ガイタン劇場の前あたりです。ガイタン氏のミドルネームがどうしてもちゃんと覚えられません。

それはともかく、劇場の写真を公式サイトで見るとえらく上等に見えるのですが、この場所にこんな大きな建物、あったかな。

しかしその謎は行ってみたら解けました。入口は普通の家のドアの分しかありません。そういえば時々日本映画も上映される市の映画館の入口もそんな感じでした。セントロは古い建物を改造した公共の建物がたくさんあるようですが、ここもそのひとつのようです。

それはまぎれもなく古い建物でした。背の高い木の扉をくぐるとちょっとした土間。2段か3段の階段を上ってもうひとつの木の扉。その先はちょっとしたスペースがあり、左手は階段、斜め前に部屋があり、正面からは奥に向けて廊下が延びています。廊下の右は壁、左は部屋との間に窓があります。

上でリンクしたページの右側にあるのがこの「部屋」なんですが、まさにこのように丸テーブルがいくつも並んでいました。そればかりではなく、入場者にはワイングラスが手渡されました。

ただ、テーブル席がほぼいっぱいだったせいか、私たちはこの奥の階段席に追いやられました。この演劇、実際には日本語で言う「小劇場」とはちょっと違ったと思いますが(俳優がどうも有名な人らしかったので)、この階段席は小劇場気分を満喫させてくれるものでした。公式サイトの写真では階段席は手前にあって映っておらず、また、舞台はこの写真の右の壁際に作られていたので見晴らしも決して良くなかったのですが、後から考えると階段席はラッキーでした。芝居を見ている最中にだんだんひんやりした風が吹いてきたからです。観衆の熱気を冷やすエアコンが装備されているとはとても思えない場所だったので、たぶん外気だと思います。テーブル席はけっこう寒かったのではないでしょうか。そのためのワインだったのか。

このイベントはまたもフランス大使館の肝煎りか何かで、もともと無料のイベントだったようです。ワインが出たのはそのせいでしょう。

演目はアウシュヴィッツで亡くなったユダヤ人女性作家 Irène Némirovsky の Le Bal でした。

舞台といってもとにかく場所がさほど大きくないので必然的に小さく、ひょっとして朗読だけだったらどうしようと思ったんですが、実際には朗読と演劇の中間くらいで登場人物は4人、時に効果音も入り、幸い筋もさほど複雑ではなかったのでだいたい理解することができました。

雰囲気もちょっと変わっていておもしろかったのですが、あの建物が良かったです。いまだに新しいデジカメを買えていないので、結局写真は撮れていませんが(写真を撮っている人がいたので禁止はされていなかったようです)。

マリアッチ

マリアッチというのは元はメキシコの民族音楽の楽団のことなのですが、コロンビアでも定着しています。

コロンビアではみんなメキシコ風の服装ではありますがほぼコロンビア人で、曲もコロンビアのものが多いです。どんな服装かは mariachi でイメージ検索するとたくさん出てくるので各自でご覧ください。

ボゴタにはマリアッチ派遣業者がたくさん集まっている一角があり、そこを通ると常にこういう服の人がたくさんいて、ちょっと異世界になっています。

昼間から歩道にハープ(大きな、あのハープです)を置いて楽器の調整している人がいるし。

この前はこちらの日本人の友人と二人で少し暗くなってから通りかかったら、曲を売りつけられそうになりました。

そのまま通り過ぎたんですが、頼んだらいくらなのかちょっと気になる。

普通は楽団単位(5~6人)で家などに派遣してもらうもので、それだとだいたい10万ペソ以上らしいのですが、その場でひとりが1曲歌うくらいなら気軽に出せるのは5000ペソ未満かなと思うのですが。

散歩

雨季の晴れ間に犬と一緒に少し遠出しました。晴れ間といっても既に曇ってますが……。


行きがけの公園でちょっと遊ぶ。


途中にある市場。表から見ると何の建物か分かりませんが、中はかなり広く、生鮮食品が並んでいます。今日は犬連れでもあるし素通り。


住宅地を通る。上の階に行くほど出っ張っているのは、雨が途中に溜まらないようにするためだそうです。


もう少し行くと牧場がありました。
嘘です。ただの緑地に牛が放牧されているだけです。


馬の親子も。


川があります。制止も聞かずにロキはそこに飛び込み……


このありさま。幸せそうです。


雨が降ったせいか、地面に怪しいキノコを発見。


川沿いにずっと同じような緑地が広がっているのですが、すぐ横は住宅地です。

帰りはタクシーで帰りました。ロキの体はその時はもう少し乾いており、汚れも多少目立たなくなっていたので乗車拒否にはあいませんでした。

帰ってから、ロキを水洗いしました。

チェス

 日本でチェスというとなんだかおしゃれな印象がありますが、コロンビアでは日本の将棋程度の普通の遊び。ビルの警備員の人なんかが仕事の合間に遊んでたりします。いいのか? 

 夫は大学教員なんですが、大学対抗のチェストーナメントに出るというので見学に行きました。

 職場対抗ですからプレイヤーのレベルにはばらつきがあるようで、夫は初心者というには場数を踏んでるけど決して強くはないという程度。

 見学する私はその夫に駒の動かし方を教わったくらい。キングとルークを入れ替えるキャスリングとか、ポーンが敵陣地の最奥まで到達したらクイーンとして生まれ変わるとか(なんと呼ぶのかわからない。当然、クイーンはすでに死んでなければならないものと思われます)いうルールは最近初めて知りました。

 場所はチェスカフェみたいなところ。チェスは ajedrez ですが、カフェテリアのような場所なので店の名前は Cafedrez。うまい!と言ってあげるべきなのか……。



 国内には女性プレイヤーもいるそうですが、この大学対抗はいつも男性ばかりです。写真の右隅奥が夫です。たぶん顔見えないと思いますが。

 この写真は終盤。夫は黒で、全然知らない人が見ても窮状は明らかでしょう。外野から夫に「白? 黒?」という声がかかり、夫が「黒」と答えると "¡Huy! Grave."(それは大変だ)などと言われていました。



 チェス盤はめ込みテーブル。時計はたぶん将棋などでも使われるんじゃないかと思いますが、自分の手が終わったときに自分側のボタンを押すと、相手の時計が進むもの。写真ではわかりませんが、盤面には Made in USSR の文字が。

 この数手後に負けました。

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99年からボゴタ在住。
家族は現地人の夫と犬2匹。

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