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きまぐれコロンビア案内

コロンビア生活日記です

   

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ブログは引っ越しました

過去記事を移動したわけではありませんが、今後の更新は
http://kimacolo.hateblo.jp/
でおこないます。
ヨーロッパの話が途中ですが、これはまたおいおい最後まで書いていこうと思います。
過去記事についても、旅行・イベント系の記事は新しい方に再掲するかもしれません。
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ヨーロッパに行く(4)~ホテルからフランクフルト市内へ


翌朝、フロントに降りていくとおじさんが座っていました。

「ゆうべ、遅く着いた者ですけど」ととりあえず挨拶。

「あー、そうだよね」

それだけ?

「何かに名前書いたりしなくていいんでしょうか」と聞くと、「ああ、じゃあここに」とカードみたいなフォームを渡されました。どこまでゆるいんだ。

朝食は確か5ユーロくらいだったと思いますが、いろいろ並んでいておいしかったです。ソーセージ類が妙に多いのがドイツっぽい。魚の酢漬けに見えるようなものもありましたが、まだお腹が治っていないと困るので、そういう正体不明のものやチーズ類は避け、卵とパンとコーヒー、果物程度で。



ホテルの部屋自体はゆったりした感じで、クローゼットなどかなり大きいです。バスルームはシャワーのみですが、慣れているので問題なし。ドライヤーもついていました。おもしろいなと思ったのは、トイレブラシがついていたことです。帰りに泊まったホテルにもあったし、確かショッピングセンターのトイレにもあった。日本でもコロンビアでもこういうものはあまり公共のホテルについていないと思いますが、なんというか、合理的。

周囲は住宅地で、静かで良い感じです。少し肌寒い感じなのも心地よい。私の部屋の前は工事現場でしたが、人がいる時も驚くほど音がしていませんでした。私がいない時に作業していたのかも。



その後、市内に向かって出発ですが、まず昨夜のバーガーキングの近くにあったスーパーを探索。小さい個人商店もいくつか並んでいました。



日用品なんかはわりとコロンビアと同じメーカーのものが売られていたりしますが、食料品は違うものがいろいろあって楽しい。しかし出かける前なので、メントスとか小さいものだけ買って駅へ。

スーパーの前には農産物を売るテントのような場所がありました。フランスを上から見た時も思いましたが、やはりヨーロッパは農業国が多いのかも。いいですね。



駅は、建物らしきものがありますが、誰もいないようでした。切符もホームに券売機があるだけ。今回は中央駅に行くだけなので簡単です。



この路線は途中にあの有名なフランクフルトの見本市会場があるのですが、そこまではわりと閑散とした小さな町が続き、見本市会場のあとにいきなり都会になります。そこまでの間には家庭菜園がかたまっているような場所をいくつも見ました。

ところでこの見本市会場が落とし穴で、なんらかのフェアが行われている時はホテルがとても高いのです。私のようになんとなくうろうろしようと思っている人が行くには、フランクフルトはイマイチな選択だったかもしれないとあとから思いました。結果的には特に問題もなく、いいところでしたけど。ただ、ネットによると物価も高めらしいです。

フランクフルトの中央駅はさすがに「駅だ!」って感じで感動です。実はこういう大きな駅はボゴタにもあります。ただし鉄道が事実上廃線なので、駅もほぼ廃墟です。



昨日、ちらっと目に入って気になっていた本屋をちょっと探索。ドイツ語は大学の時第三外国語で履修したくらいでほとんど全く読めないんですが、雰囲気だけでも楽しいです。駅にあるせいなのか、ドイツの本屋ではこれが普通なのか、いくつもの壁一面に雑誌が並べられていたのが印象的でした。全部が雑誌なのかどうかはよくわかりませんが。



さて本屋も見たので、ツーリストインフォメーションでトラム(路面電車)の路線図でももらうか。

旅行自体をめったにしないので、ツーリストインフォメーションなど初めて。場所はすぐにわかったので窓口のお姉さんに「トラムのマップください」と言ったら、「はいっ」とすぐ渡してくれました。

あと、大きなショッピングセンターの場所を聞いたら、このまま駅を出てまっすぐ15分ほど歩いたところにあるとのこと。

というわけでトラムに乗るべく、駅をあとにしました。

ヨーロッパに行く(3)~ホテルを探す

そもそもの間違いは、少し郊外のホテルを予約していたことでした。ヨーロッパに行くと言ったとき、夫に「じゃあ電車旅行とかしてみるといいんじゃない」と言われて、たしかに電車はコロンビアではあまり乗れないし(ボゴタには電車が通っていない。メデジンにはありますが)、一時はフランクフルトからアムステルダムまで電車で行ってアムステルダムで日本行きの飛行機に乗る案まで考えたんですが、よく考えると飛行機は普通往復チケットを買うので、そうすると帰りも同じ経路にしなくてはいけない。それはちょっと面倒そうなので却下。

しかし郊外のホテルなら労せずして電車にちょっと乗れる。あと、ネットでホテルを調べているとフランクフルト市内のホテルって、よく「隣がバーでうるさい」などと書いてあるので、あんまりうるさいのもなぁ……と考えたのです。そもそも、本来の予定では飛行機の到着は午後2時半頃の予定だったし。

しかし実際の到着は午後8時前頃。まだ明るいとはいえちょっと焦る。

空港内に駅があり、到着ターミナルから駅まではバスがあったので簡単でした。

しかし実際に駅に行ってみると、まず切符の買い方がわからない。ここでかなり時間のロス。路線図らしいものと切符の自動販売機の間をうろうろしていたら、その辺にいた見知らぬおじさんが手助けしてくれて、やっと、目的地がわかっているときは駅名を入力すればいいのだということが判明しました。ありがとう、見知らぬ人。

次に電車に乗るホームがわからない。これはあとから考えれば単にホームの電光掲示板に不具合があっただけなんですが、「市内行き」というホームに行ったら「次の電車まで60分」とか書いてあるんですよ。

ホームに時刻表らしいものがあるんですが、これが見慣れないので見にくい。さっきとは別の見知らぬおじさんに相談しながら(でも彼もあまり詳しい感じではなかった)ホームを探し、延々長距離列車のホームまで行って、そこの鉄道案内所のお兄ちゃんに聞いたら、やっぱり最初の市内行きホームでよかったことがわかってまた戻りました。構内の通路と近距離電車の切符売り場のフロアの間のエスカレーターが動いてなくてちょっと大変でした。



市内行きホームで少し待ったら電車には乗れたんですが、これは中央駅まで行くだけの電車。そこで郊外行きに乗り換え。

そうこうするうちに当然ですが時間がけっこう過ぎていて、これはまずいかもという気がしてきました。ホテルにはボゴタの空港からメールを送り、飛行機が遅れているということは伝えたんですが、パリの空港で受け取った返事にはできれば午後10時までに入ってほしいというようなことが書かれていたのです。

でもまあ、その目的の電車には無事に乗れて、少し遅いかもしれないけれどできることは何もありません。ホテルのサイトには中央駅から20分と書いてあったけど、実際にはもう少し長かった気がします。途中でついに外が暗くなってきました。

もう少しで着くかも、というあたりで車掌らしい人がやってきました。ドイツの鉄道には改札も何もなく、途中でたまに検札に会えば切符はチェックされるが、それ以外はノーチェックという話をネットで見ていたので、これが噂の検札か!とちょっとわくわくしながら待っていたんですが、彼は私のすぐそばのドアのあたりに立っていた学生らしい男の子の切符を調べたあと、ひとしきり二人で雑談して降りていきました(知り合いという感じでもなかった)。肩すかし。結局、このあとドイツの鉄道で切符を調べられることは一度もありませんでした。

電車に乗っている人はかなり少なくなっていましたが、目的の駅で降りる人はわりといました。

しかしとても小さな駅で、駅前にはほとんど何もありません。実はホテルの場所がよくわかっていません。ホテルのサイトに一応地図があったのでよく見ておけばよかった。アホでしょうか。メールで、駅からホテルへの行き方を教えてくださいと書いておいたんですが、その件はスルーされていました。

電話しようかとも思いましたが、公衆電話が見当たりません。誰かに聞くしか。

駅前に小さいレストランが何軒か並んでいたのでそこの人に聞こうと近づいていったら、そのアジアレストランっぽい店はいましも閉店しようとするところで、中国人らしい女性に「もう終わりですよ」的な仕草をされましたが、「聞きたいことがあるだけなんです!」と厚かましくも英語で必死に訴えたら、ドアを開けてもらえました。なんていい人なんだ。

ホテル探してるんですけど、と言って住所が書かれた紙を出そうとしたら「まあ中に入んなさい」って感じで中に入れてもらいました。家族経営の店らしくてだんなさんと小学生らしい男の子も加わって住所を見てもらったら、だんなさんが「ああ、確かにここにホテルあるわ」みたいな話になり、奥さんがメモに簡単な地図を書いてくれました。

何度もお礼を言ってそこを出ましたが、「バーガーキングのところで道を渡って」と言われたものの、暗すぎてその道の広さがわからない。信号も何もありません。これ、ほんとにただ渡って大丈夫な道なのか? 途中に柵とか線路とかあったりしない? と不安になり、再びバーガーキングで聞いてみることに。

バーガーキングにはティーンエイジャーのグループが2、3いました。カウンターで「すみません客じゃないんですけど、この道はどう渡ればいいんでしょう」と聞いたら、英語のできる若い女性店員が来てくれて、ここはそのまま渡ればいいですよみたいに教えてくれました。実際、翌日明るいときに見たらたいして広い道ではないんです。そのあたりにいた若い子たちはみんな「何をバカなことを聞くんだろう」と思ったかもしれませんが、暗いとほんとにわからないことありますよね。

道を渡れば、確かにホテルの看板が出ていました。しかし。

その看板が指しているらしい場所に行ったら、なんか日よけっぽいところに書かれている名前が看板と違います。しかも暗い。

このホテルで合っているのか? でもいずれにしても閉まっているような?

さすがにこの辺で、ちょっと真剣に考えた方がいいなという気がしてきました。目的のホテルが見つからない場合にとれる手段はとりあえず2つ。近くの別のホテルに行くか(実際、駅の近くにホテルはあった)、遅くなりすぎないうちに市内に戻るか。

と思いつつ、最初はよく見てなかったんですが、その合ってるんだかよくわからないホテルのドアに張り紙があったことを思い出しました。ひょっとすると夜間入り口の場所とか書いてあるかもしれない。

と思ってそのドアまで戻って張り紙をよく見ると、それがまさに私あてであることが判明しました。宛名がMr.となっていたんですが、これは間違ったのではなくてセキュリティ上の理由かも。

横のドアから入ってくださいみたいなことが書いてあります。しかし誰もいないので、そこには鍵がかかっています。鍵がどこにあるかは、文章の中には書いてないのです。

文章の下に簡単な見取り図が。いま私が立っているドアがあり、右側に夜間用のドア。正面のドアの左側に丸が3つほどあり、Tree Potと書かれています。その3つのうちの1つだけ、色が塗られています。

見ると実際、木の植わった鉢植えがありました。……ひょっとしてここに鍵が?

色の塗られた場所にある植木鉢を見ると、木の根元に、レンガのようなものがきわめてさりげなく置かれています。

それを持ち上げてみると、下には埋め込まれたプラスチックの箱が!

そして紙に包まれた鍵が入っていました。

なるほど、メールに「10時過ぎてもあなたが鍵を手に入れられるようにしておきます」と書かれていたのはこういうことだったのか……。

カジュアル系のアドベンチャーゲームには「暗号を解いて鍵のありかを探す」みたいなシチュエーションがよくあり、それはゲームだからだと思っていたんですが、ヨーロッパではこういうことは日常茶飯事なのでしょうか。タイルをひっくり返すと周囲が逆にひっくり返るみたいなパズルがついてなくてよかったと思うべきなのか。

鍵に部屋番号の書かれたタグが付いていたので無事に部屋に入ることができました。一時はあきらめていたのに、ちゃんとした部屋で寝られる幸せ。

しかしいかに何でも不用心な気がして、ドイツはよほど治安がいいのかと思ったんですが、よく考えると実際に鍵があっても入れるのはホテルの該当する部屋だけ。金目のものといっては小型テレビくらいですから、リスクは小さいということなのかも。

部屋に入ってから、さすがにのどが渇いたなと思って冷蔵庫に入っていた水を飲んだら炭酸水だったのに意表を突かれました。

最近こんな動画を見つけたんですが、そうそう、これですよ、外国人に優しくない券売機は。

ヨーロッパに行く(2)~パリ空港で時間をつぶす

出発が何しろ午後8時なので体内時計的にもすぐ夜になりましたが、決まった食事を出さないわけにもいかないらしくてすぐ夕食が出ました。

ネットで見るとエールフランスの食事はおいしいらしいのですが、どっちかというとコロンビア寄りのメニューでした。なんでもないパスタは確かにけっこうおいしかったですけど。メニューを見て Fig filled with dulce de leche(イチジクの甘い牛乳詰め)って何だ?と思っていたら、隣のスペイン語の Breva con arequipe という言葉を見て納得。というか、dulce de leche がスペイン語のままというやる気のなさだし、この con は詰めてあるという意味じゃなくて添えてあるだけです。ブレバスは普通は甘煮で(ここで出てきたものも)とても甘いのですが、それにアレキペを添えたらたぶんものすごく甘いです。これは残しました。

パスタもチーズソースっぽかったのですが、もう一つのメニューがチキンのマスタードソースで、マスタードがお腹に来るかもしれないと思ったのでパスタを選択。

しかし食べないわけにいきません。夫に「何も食べないと胃の中にドラッグを入れているかもしれないと疑われるから、機内食はある程度は食べるように」と警告されていたからです。まあ、お腹も多少すいていたのでパスタとサラダとウチュバ(ホウズキ)は食べました。

あと、最後の方でおやつに棒付きアイスが出たのに驚きました。チョコレートコーティングしたコロンビアのメーカーのアイスで、かなり硬かったです。半分くらいしか食べなかったんですが、こんな、座席なんかがベタベタになりそうな食べ物をよく出すものです。

この便はわりと空いていて、私の席は左右とも隣が空いていました。しかし座席の個人用スクリーンの映りはひどくて、古い機体のような気がしました。でも無事に着いてくれればそれでいいです。

ボゴタからパリまで11時間くらい。意外と長いです。大西洋を斜めに横断しますからね。アメリカ経由だとアメリカの都市まで5~6時間、そこから日本まで十数時間なので、やっぱりアメリカ経由の方が速いです。

とにかくほとんどの時間は夜だったので、何時間かは寝てました。

そしてついにフランスに。どこまでも続く農地に圧倒されました。アメリカを北上してロサンゼルスに行く前に見える、見渡す限り赤茶けた大地とは対照的です。



初めてのヨーロッパ。初めての電車はシャルル・ド・ゴール空港の移動電車でした。誰もいないぞ。



ここでさらに4時間を過ごさなくてはなりません。

ここのゲートは半地下みたいなところにレストランなどがいくつかありました。Wi-Fiと有線でインターネットが使えるPCがいくつかあり、どちらも15分だけ無料。メールのチェックなどしていたらすぐ15分たってしまったのですが、Wi-Fiはクレジットカードで買うようだったので現金で買える有線のインターネットを買うことにしました。

自動販売機みたいなのでお金を払うとIDとパスワードが書かれたレシートのようなものが出てきます。お札も使えたので、この機会に50ユーロ札を細かくしようと50ユーロ入れて、5ユーロの1時間分を買ったら、お釣りのほとんどが2ユーロ硬貨で出てきたのでぼうぜんとしました……。

15分2ユーロが最低の単位なので、中に入っている硬貨のほとんどが2ユーロなのはよく考えればわかるんですけど。22枚の2ユーロ硬貨と1ユーロ硬貨1枚を集めながら(こぼれはしなかった)ちょっと泣きそうでした。

このインターネットは90日間有効らしかったので帰りも使えたんですが、帰りはあんまり時間がなくて結局使いませんでした。



ところで私はまだお腹を壊していました。たぶんアイスが悪かったんだと思います。あんなもの受け取るんじゃなかったよ……。

しかし、半端にお腹がすいてきたし、パリからフランクフルトの1時間くらいのフライトで食事が出るとも思えなかったので、軽く食事することにしました。

ナチュラルなんとかと書いてあるサンドイッチとかサラダとかを売っている店がお腹に優しそうだったのでそこに決定。

レジ横に緑茶のティーバッグがあったのでそれを買いました。けっこうおいしかったので、帰りも別の場所ながら同じ名前の店で食事しました。



フランクフルトまでのフライトで食事が出たかどうか記憶がないんですが、少なくともクッキーみたいなものは出たはずです。

フランクフルトに着いたのは午後8時前。しかし緯度が高いため、さすがに明るいです。最初の予定では2時半頃に着くはずだったんですが、ひょっとするとこれは明るいうちにホテルに着けるかも……?

JALが止まってたりするのも懐かしい感じ。



そしてバゲッジをクレームしに行ったんですが、いつまで待っても荷物が出てきません。このタイミングで人生初のロストバゲッジなのか?と、係の人が「もうこれ以上はありません」と言うのでしょんぼりと航空会社の人のいるカウンターまで行きました。

「エミレーツならあっちだよ」と言われたんですが、「エールフランスです」と言ったらヤレヤレ、って感じで応対するやる気なさげなエールフランスのおじさん。

とりあえず確認しておこうと「コンベアーは55ですよね?」と聞いたら「54だよ」と言われました。

急いで54のコンベアーに行ったら、私のスーツケースが寂しそうにぐるぐる回ってました。ありましたと報告に行こうとしたら、カウンターのおじさんはもういませんでした。なるほど、そのスーツケースの持ち主(つまり私)を待ってたんですね。

どうも私がいたのはエミレーツの場所だった模様。道理で係の人がアラブ系っぽいなと思ったんですが、ヨーロッパだしいろんな人がいるんだろうと思ってたんですよ。

しかし、大変だったのはここからでした。

ヨーロッパに行く(1)~遅れる飛行機

これまで日本に帰省する時はいつもアメリカ経由だったのですが、せっかく長距離を移動するのにいつも同じようにロサンゼルスで一泊して飛行機を乗り継ぐだけではつまらないと思い、ヨーロッパを経由することにしました。

何か月か前に夫の姪を出迎えに空港に行った時、発着便のお知らせの中にヨーロッパの地名がけっこうあるので思いついたんですが。

その後いろいろネットで調べ、とりあえずフランクフルトを中間地点にしようかなと考えました。結局直行便は取らず、ボゴタ~パリ~フランクフルトをエールフランス、フランクフルト~ヘルシンキ~関西空港をフィンエアーということにし、行きはフランクフルトで2泊してちょっぴり観光することに決定。

それぞれ、乗り継ぎの前後で航空会社を替えてもいいわけですが、何かあった時に同じ航空会社の方がいいかなと思ったのです。

出発日は5月8日でした。出発予定時刻は午後5時半ですが、夫の車はピコ(ナンバーによる市内乗り入れ制限)に引っかかっているため、午後3時から7時半まで動けなくなります。そのため午後1時半に出発。

空港に入ってチェックインカウンターの方に行く前にまず発着便のお知らせを確かめると、そこには乗るべきパリ行きがすでに「遅延」という衝撃の情報が!

これはパリから来て同じ機体がまた戻るようなんですが、そのパリを出発する時点で機体チェックに引っかかったようで、パリからの到着便がすでに遅れていたのです。

カウンターでフランクフルト行きはすぐに振り替えてもらえましたが、早速先行きが不安。フランクフルトまでエールフランスで統一しておいてよかったといえばよかったんですが、複雑な心境です。



ところでチケットはExpediaの英語サイトで取ったんですが、あとでメールを確認すると、このあたりで「遅延があるようなのでこの先のことを相談するために電話ください」というメッセージが入っていました。これは実際には必要なかったし、どっちみちそのときは気がつかなかったんですが、問題を解決しようという姿勢は評価できると思います。ただ、日本に行ってしまうとそこからExpediaの英語サイトにはログインすることができず、キャンセルなどの操作は一切行えません。なぜか旅程だけはiOSアプリで確認できるんですけど。

遅れた結果、出発時刻は午後8時に。ピコのことを考えると、どのみち早く来るより仕方がなかったのですが、それにしてもこの6時間を一体どうやって過ごせばよいのか。

もちろんそれだけの長時間ならどこに行ってもいいわけですよ。車があれば。でもピコのために車は使えないし、私は預けた荷物のほかにPCの入ったとても重いリュックを背負っていたので、バスや何かでどこかに行く気にはなれませんでした。つまり、ここにいるしかありません。

仕方なく、とりあえずチェックインカウンターのそばにあるアルピーナの店に。



アルピーナはコロンビアの大手乳製品メーカーで、最近はこうやってところどころにカフェテリア的な店を出し、デザートのようなものを売っています。



けっこうおいしいんですが、私はこの数日前からお腹を壊しており、乳製品は食べない方がいいと思ったので何も食べませんでした。夫だけがミルオハス(パイ皮とアレキペを重ねたようなお菓子)を食べていました。

国際線のカウンターや発着ゲートはこの前できたばかりの新館にあり、こちらはまだ工事中の部分があって店なども少なく、退屈なので旧館に移動。



旧館の以前の国際線ゲートなどは、現在は国内線が使用しています。ただ、国内線の一部は従来通り、少し離れたプエンテ・アエレオからも発着していて、こちらも数年前に改装されたばかりなので両方が併用されていくようです。

そういえば、国際線のエルドラード空港は、新しくなると名前が変わるという話があったんですが、結局エルドラード空港のまま使われるようです。

このあとはだらだらと本屋を見たり、フアン・バルデスでマフィンを食べたり、インターネットカフェに行ったりしてなんとか時間をつぶしました。夫は私のリュックを守りつつ本を読んだり居眠りしたりしてました。

Wi-Fiが使えるとは書かれていましたが、電波が弱いのかPCを立ち上げても全然つかまりませんでした。

LANの飛行機を眺めたり。



これを見ていると、手前の荷物を運ぶ車の中に小型犬のケージを発見。写真を撮った時にはほかの荷物に隠れて見えなくなっていましたが、この扱いを見て、うちの犬は飛行機になど乗せるまいという決意を新たにしました。

ちなみに旅行するのは私だけで、夫は留守番です。仕事もありますし。しかし犬を飼い始めてから私が家を空けるのは初めてなのでかなり心配でした。

あたりが暗くなったあと、7時頃にゲートに入りました。



新しいこともあってとてもきれい。すでに別世界。

しかし中に、黒い大きなゴミ袋を持っただけの若い白人男性がいたのが少し気になりました。何者……。ややうらやましいような気がしつつ、あの人が隣だと微妙かも。隣ではありませんでしたが。というか、隣には誰もいませんでしたけど。

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99年からボゴタ在住。
家族は現地人の夫と犬2匹。

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