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きまぐれコロンビア案内

コロンビア生活日記です

   

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恐怖のピコ

夫とチャピネロに車で出かけ、そこの食堂で昼食を摂ったあと、夫が妙に時間を気にするので「急いでるの?」と訊いたら、「今日、ピコだよ」と言われてしまいました。……すっかり忘れてた。覚えていたらチャピネロでファスナー買いたいなどと言ったりしなかったんですが。その日でなくともよかったわけだし。

コロンビアの大都市にピコ・イ・プラカという制度があることは以前メデジンに行った記事でちょっと書きましたが、これはラッシュ時にナンバーの末尾が特定の数である乗用車は市内を走ってはいけないという制度です。罰金が高額であることや(25万ペソとか?)、違反を繰り返すとその罰金が釣り上がることなどからみんな驚くほど律義にこの決まりを守っています。

ボゴタでいう「ラッシュ時」は朝6時から9時と午後4時から7時。

この日、昼食を終えた時点で2時すぎだったんですが、実は私たちは本来の目的をまだ果たしていませんでした。夫はセントロで買い物したかったのです。セントロに車で行くとややこしいことになるので夫はトランスミレニオで行くつもりだったのですが、その時間を無駄にしないよう、私は車を止めていたEXITOという大型スーパーの駐車場代を無料にすべく買い物することに。

その後、そのEXITOの駐車場で待ち合わせていたのですが、夫はそのスーパーに行き慣れないものでトランスミレニオの駅をひとつ余分に乗ってしまったあげくにその駅が修理中でトランスミレニオが止まらず、かなり焦ったようです。しかし3時15分頃、無事に落ち合いました。普通なら、家まで余裕で帰れる時間です。

しかしカラカス通りは激こみでした。信号が青になってちょっと進んだかと思ったらまた止まることの繰り返し。これはどこかの駐車場に避難するしかないと私たちは覚悟を決めました。この際、駐車場代がどうこうと言っていられません。しかし時間をつぶすことも考え、チリ通りのショッピングセンターに行くことにしました。

どうやら同じことを考えたお仲間も多いらしく、ショッピングセンターに曲がる道でそのナンバーの車が焦ったか横断する歩行者に突っ込みかけたり、かなり危険です。

途中でそのショッピングセンターが前回行った時に工事中だったことを思い出しましたが、行ってみたらまだ工事はしていたものの、営業もしていて駐車場も開いていました。駐車場に入ったのは3時45分頃。なんかテレビゲームみたいです。

そして3時間の長い時間つぶし。おあつらえ向きに映画を見た人の駐車料金は安く設定されていたのですが、行ってみたらあんまり見たい映画がなく、結局CD屋とカフェテリアで時間をつぶしました。なぜグラナオラールには本屋がないのか!

おまけにCD屋で散財するし、駐車料金はMAXまで取られるし、わかっていたこととはいえこんなことならウッディ・アレンを我慢して見ておけばよかったよ。

帰りは帰りでまた混み、結局家に帰りついたのは8時です。

ところで今月6日から、ボゴタのピコは朝6時から夜8時の終日適用となるようです。乗用車だとこれが週に2日回ってくるので(それは前と同じ)夫は文句を言っていますが、確かに上記のように午後4時前に焦る車はかなり危ないので仕方のないところかも。

夫も、必ずしも毎日車で通勤するわけではないので我慢してもらうしかありません。
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無題

ちょっと話が脇道にそれますが、ウッディ・アレンの映画のカメラマンはゴードン・ウィリスという凄腕&へそ曲がりのわが尊敬するカメラマンなのです。ゴッドファーザーとかのカメラマン。

でもアレンの映画は、つぼに来ない人にはしんどいですよね。あれを楽しめる若いユダヤ系の人も少なくなってきとるとか。

ボゴタも高地なんで、もし車の規制がないと
渋滞とともに(メキシコ・シティみたいに)排ガスの公害がひどくなってしまうのでしょうかね。

無題

どうもウッディ・アレンは私のツボに合わないらしく、何本か見ましたがおもしろいと思えたことがないんですよね……。いや、タイトル忘れましたが(『世界中がアイラブユー』?)出演者が突然歌って踊りだすミュージカルはそこそこおもしろかったのですが。

排気ガスは古い車を新しくすることによってある程度改善が可能ではないかと思うのですが、とにかく車の絶対数が多い。といううちも車買っちゃったわけですが。まあ、もともとボゴタ市外にに出かけることと犬を運ぶことが主目的なのでいいんですが、変な時間に市内を走ると本当に身動き取れなくなります。

ところでピコ・イ・プラカ全日化がなぜ金曜からなのかと思ったら、木曜の今日は年に1度(たぶん)の「マイカーに乗らない日」でした。今朝はとても静かです。

無題

日本だと、最近は若い人を中心に車離れがおこってきていて(若い人は特に収入も落ちてきてますし、第一車メーカーが社員を解雇しまくってるし)、車が豊かな生活の象徴、なんていう時代がやっと過ぎ去りました。僕は自転車か徒歩で仕事に行きますが、ここ数年自転車通勤の人が増えました。ここは中国か?ってくらい(笑)

本当に必要なものの3倍ぐらいのモノを売る事で
社会は成り立っていたんだなぁと実感します。
そのくせエコとか言ってる自分たちの存在の矛盾ですね。宮崎駿はナウシカで「人間の存在こそが穢れである」「人間が半分に減れば自然は確実によみがえる」とその矛盾を認識せよと説いていたのですが、誰も気がつかなかったようです。そして僕もパソコン何ぞで電気を使ってる矛盾。

無題

(元?)新聞記者の人のメルマガに「若い人の車離れをなんとかしよう」と書かれていて、「ええっ!?」とびっくりしたことがあります(去年か一昨年)。元に戻してどうする、みたいな。

ボゴタは自転車道は比較的整っているので、通勤時間帯に毎週日曜やってるシクロビア(車道の一部車線を自転車道にする)を実行すると自転車通勤の人も増えるのではないかと思ったり。

日本でも放送されたようですが、ヒストリーチャンネルのLife After Peopleという番組では「人間が突然になくなったら」という仮定でその後の世界を見せていましたが、本当に、人がいなくなったら簡単に自然は戻ってくるんだなとある意味安心しました。

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99年からボゴタ在住。
家族は現地人の夫と犬2匹。

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