ボゴタにトランスミレニオが走り始めたのは確か2001年頃だと思います。名前からしてもたぶん。
これは2001年の写真なんですが、基本はこのままです。

従来の路線バスと大きく違う点は、専用レーンを走ることと、駅にしか止まらないことです。
駅はこんな感じ。自動改札になっています。けっこうハイテク。

ボゴタにはそれまで地下鉄や電車などがなく(昔はトロリーバスや市電が走っていたようなのですが)、渋滞解消に役立つと期待されていました。
結果から言うと、使い勝手はイマイチですかねー。
確かにトランスミレニオ自体は渋滞に引っかからないので、それほど待たずにすみ、混んでいなければ快適な乗り物なのですが。
路線が増えたので行き先や止まる駅に従ってルートを細分化したのですが、それが裏目に出たようで、要するにバスの絶対数は変わらないのにルートが増えたもんだからルートごとの本数が減ったのです。
その結果待ち時間が増えました。しかもなぜか各停の本数が少ない。時刻表などは当然ないので目当ての便がいつ来るかわからず、乗客のストレスはうなぎ上り。おまけに駅の改札で既に料金を払っちゃってますから、「待ってられるかー」とあきらめて出て行くにはちょっと思い切りが必要です。料金も普通のバスより若干高いし(現在1300ペソ)。
ほかに、駅が安普請なので時間が経つにつれて常にメンテナンスが必要な状態になっています。それは最初に見たときから予想されたことですが。
路線地図もちゃんとあり(改札などで言えばくれる)、初めてボゴタに来る人にも使いやすい乗り物だと思うのですが、朝8時前後と夕方5時以降は避けるのがおすすめ。
ちなみに、テロ防止の観点から車内の写真撮影は基本的に禁止されています。
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COMMENT
トランスミレニオ
無題
セントロのあのあたりは本当にきれいになりましたね。ずっと廃虚だったコンチネンタル・ホテル(でしたっけ)もアパートとして売りに出されているようです。
通勤ルート
トランスミレニオが開通する前までは騒音もひどく景観も良くありませんでした。今はとても綺麗な通勤ルートになり、楽しんでいます。僕の古い友達がロスアンデス大学で教鞭をとっており、彼に招かれて2度、コロンビア日本、中国貿易に付いて学生に話しをした事があります。上海にもお店を2つ持っていた経験が主な話題でした。
無題
トランスミレニオの通りから1歩はいると昔のままですが。
トランスミレニオ以前はボゴタに住んで間がなかったこともあり、ひとりでセントロに行くなどとんでもないことでしたが、最近は普通に出かけたりします。
綺麗なボゴタ
古本で検索すると、見つかると思います。
機会が有りましたら、是非お読み下さい。
無題
佐野さんのご本、入手できたらぜひ読ませていただきます。