市場というと近隣の農家が直接店を出し、新鮮なものが安く手に入るかのようなイメージがありますが、最近のボゴタではそうでもありません。
きれいなものが並んでいることは多いけど、そういうのはそれなりに高い。近所の八百屋の方が安いです。壁が崩れかけたような倉庫まがいの場所で開かれている市場でさえそうです。
八百屋さんも似たような市場から仕入れてくるようで、一般人でも行けないことはないと思うんですが、商売の人は夜明け前とかに行きますからね。そんな時間に行けば一般人でも安くていいものが買えるんでしょうか。
ボゴタは北に行くほど高級住宅地が多くなります。北部の市場は、建物はやはり適当だけど品揃えなどは完全に高級向け。すごくきれいな果物や野菜が並んでいます。そして高い。グラナディージャ1個500ペソとかないわ~。
ボゴタ市内のみならず、ボゴタの人が週末などに車で出かける範囲の周囲の町の市場もそれなりに影響を受け、値段が上がっています。ボゴタの北東の山を抜けたところにあるラ・カレラの市場の物の値段にはびっくりしました。話によると、どうもボゴタから来る人向けの市場と地元向けの市場があるらしいです。だろうな……。
なのでわざわざ市場に出かけなくても近所で十分なんですが、市場だと珍しいものが買えることもあります。
少し前、市場に行ったときにたまたま米が切れていたので計り売りみたいな米を買うことにし、ついでに並んでいる粉の正体を聞いたりしていたら、ひとつについて店のおばさんが「harina de soya ですよ」。
大豆の粉? それはひょっとしてきなこのことでは? 味見させてもらったら本当にそうだったのでちょっと買って帰りました。それからしばらくきなこごはんばかり食べてました。最後の方はさすがに飽きてきましたが。きなこ500gは相当ありますね……。忘れた頃にまた買うかも。
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