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きまぐれコロンビア案内

コロンビア生活日記です

   

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El Corral でお昼

コロンビアに行ったことのある人のほとんどは看板を目にしたことがあるであろうハンバーガーショップ、El Corral。

http://www.elcorral.com/

たいていのコロンビア人はここが一番おいしいと思ってて、まあ実際けっこうおいしいです。

でもって安くない。

ショッピングセンターなどのフードコートにあるファーストフードバージョンとレストランバージョンがあるのですが、フードコートバージョンでさえけっこう高い。

まあ、コロンビアのフードコートはどれも町の食堂なんかより断然高いのですが。高級ショッピングセンターのフードコートで昼を食べているビジネスマンとか見ると、どんだけ給料もらってんだよーと思います。

で、久しぶりにレストランタイプの El Corral でお昼を食べてみました。

夫はブルーチーズとなんとか(忘れた)のハンバーガー。私はチキンサンドイッチ、タイというのにしました。もはやハンバーガー屋のメニューではない感じ。

やや高いがお手軽な感じのレストランに Crepes & Waffles というのがあり、ここにもタイというメニューがありますが、そのタイとはまたちょっと違ってました。

もやしの炒めものみたいな付け合わせが付いてて、チキンサンドの中にはなんと春雨が。おもしろい……。

メニュー説明ではお米の何かと書かれていたのでビーフンのつもりなんだと思うんですが、あれは透明だったしやっぱり春雨じゃないのかな……。

ちなみにけっこう大きく、皿に載って出てくるのでナイフとフォークで食べた方が食べやすいです。

値段はだいたい1万5千ペソくらいから。700円以上といったところでしょうか。飲み物は別なので、1人2万ペソ以上になる感じです。

味はちょっとぴりっとするものがあってまあまあおいしかったですが、塩辛い。コロンビアで食べるアジア系の料理は、中華もカレーも塩辛いことが多いです。コロンビア料理は基本的に薄味なので加減が難しいんでしょうか。

フードコートの方はもちろんそんな凝ったメニューはなくてハンバーガー、チーズバーガー、チキンサンドの基本的なバリエーション程度。値段はちょっとだけ安いかも。
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学校創立60周年

夫の卒業した学校の創立60年イベントがあるというので行ってきました。



こんな学校。
市の北のはずれの方にあります。幼稚園から高校まである私立学校です。夫は幼稚園から通ったわけではないようですが。
公立の学校はありますが、公立学校は数も少ないし、かなり貧しい人たちが通うというイメージの感じです(国立は別)。
ここはグランドも備えたかなり大きな学校ですが、学校の設立基準のようなものは(建物的には)ないらしく、日本で言うなら専門学校のようなただの建物だけの学校も多くて、近所の公園で体育の授業をしてたりします。
この学校は、夫が通っていた頃はもう少し市内寄りにあったそうです。大規模な学校は敷地確保も大変だからでしょうか、郊外に増えている傾向にある気がします。



うちには子供がいなくてふだんは学校の中など見ませんから、興味津々。
ここは幼稚園の校舎。キティちゃんがいるぞ?



道路標識の勉強をするらしいコーナーもありました。



中高生くらいの教室はこんな感じであっさりしています。敷地が広いせいか、校舎というか、教室が点在している感じ。



中が見られる教室もありました。
教卓付近。



机付きの椅子なんですね。学校にもよるんでしょうか。
机が並べられている教室もありました。



人が全然いないっぽいですが、グランドの端っこにスタンドらしきものがあって、参加者の多くはそこに集まっていました。
なんかイベントがあるようです。



生徒さんが仮装パレードをやってました。
縦割りでチームを作り、ギリシアやローマなどをテーマに古代文明を再現した仮装を行うようでした。
トロイの木馬がやってきますよ。



乗り物の飾り付けの適当さに比べ、女の子は手の振り方も堂に入った感じ。さすがミスコンの国。
これはアフロディーテとアルテミスらしいです。



中国をテーマにしたチームもありました。House of Dragons。バイリンガル教育も兼ねているようです。
でも道着はテコンドーみたいです。アバウトです。しかし私がアステカとインカの区別つくかと言われたら、きっとつかない。
ちょっと見にくいですが、DRAGONSの旗の後ろに立ってるパンダはカンフーパンダらしいぞ。子供たちが「中国ならカンフーパンダだよ!」とか盛り上がって決めたのかなーと思うと、そのぬるさがおもしろい。



各チームには女の子のダンスがつきます。ジェンダーフリー? 何それおいしいの?
で、目玉なのかもしれないけど衣装がやはり相当適当。着くずした浴衣みたいな子もいました。



一応順位付けがあったらしく、最優秀に選ばれたのはこのドラゴンズでした。
大道具に当たる部分の、この獅子舞はたしかにここが一番完成度高かったかも。トロイの木馬と比べれば。
でもこの白い煙は消火器なんですよ……。爆竹を使うより安全……なのかな……。ボゴタはけっこう花火規制厳しいので、使えなかった可能性もあります。



エジプトのチームもありました。
スフィンクスを運ぶ人々。



エイリアンを運んでいる人も。
こんな感じでけっこう楽しんだあと、夫は恩師や友人と会ったり、あとは出店でホットドッグなど食べたりして帰りました。



帰りに、学校からちょっと行ったところにあるポストレ(デザート)屋でおやつ。
ここは北の方から帰ってくる道の街道沿いにあり、郊外で焼き肉を食べるという定番の休日を過ごした人々が帰りに甘いものを食べるスポットのひとつ。
まだ2時すぎで早かったのでガラガラでした。
味は……甘かったです。私が食べたのはカスタードプリンみたいな何か。

ボゴタには羊毛の毛糸が売られていない

北半球的には夏ですが、ボゴタは年中肌寒いのでいつでも編み物できます。アンデス系インディヘナの人なんかもいつも編み物してますよね。

夫がベストを欲しいというので、常に初心者の私にも簡単そうなベストを「たた&たた夫の編物入門」さんというページ(http://www.tata-tatao.to/)で検索して編み始めたのですが、後ろ身頃が終わらないうちに、毛糸が足りなくなりそうなことに気がつきました。

元は日本から持ってきた毛糸がわりと余っていたので、それで編んでいたのですが、編み方ページにあった「余計に段数を編む必要がある」というところをちゃんと読んでいなかったので、グラム数的に大丈夫だろうと見切りで編み始めたのです。ちょっときつめに編んでいるのでサイズとしてはすごく巨大になったりはしていないんですが。

まったく同じ毛糸を手に入れるのはどう考えても無理なので、いっそ全然違う色を買って組み合わせてみることにしました。

で、毛糸屋が集まっているチャピネロに行ったんですが、そこで知った衝撃の事実。「どうやらボゴタでは毛糸といえばアクリルのものを指すらしい」。

1軒の店では「羊の毛糸はありますか」と聞いたら「ありません」と一刀両断されました。それでもそこには80パーセント羊毛の糸は一応ありましたが、太さが元の糸と違いすぎました。

別の店で「アクリルの入ってないのはないですか」と聞いたら「どういうのが欲しいんですか? 綿ですか?」と言われたので、コロンビアの人にとっては毛糸=羊毛ではないようです。

しかしこの女性店員さんはそのあと、「バージンならありますよ」と秘密めかして言ってきました。いや別に秘密めかしたわけじゃなくて、どうも喉を痛めているようで大きな声が出せないらしかったんですけど。

バージンウールとは、帰ってから検索して知ったんですが、脱脂されていない羊毛のことだそうです。防水性に優れているとかで、アルテサニア(民芸品)市場で売ってるごわごわしたジャケットとかの材料はきっとこれだな。

手触りはたしかにちょっと粘っこい。色は生成りしかありませんでした。色はもともと生成りっぽいのにしようかと思っていたので問題ありません。さほど高くもなかったので3玉買ってきました。

写真は大きさがわかるようにペンと写してみました。
バージンウール

しかしこれ、店員さんは「50g5000ペソ(250円くらい)」と言ったので3つを15000で買ったわけなんですが、帰ってから念のために量ったら一玉50gしかありません。大きさ的に100gはないんじゃないかと思ってはいたんですが。一つは80gくらいありましたけど。

実際のところどうなんでしょう。
・コロンビアの毛糸はだいたい100g単位で売っているので(本当)、店員はこれもひとつが100gだと思った。値段は実際はグラム単位じゃなくて一玉の値段が5000というのが正しい。
・別の店で見た80%ウールの毛糸は100g9000ペソだった(8000だったかも)。だからこれがだいたい相場通りで妥当な値段。
・バージンウールは手がかかっていない分もっと安くあるべきなのか(店員が間違えた説)、100%ウールだから80%ウールで色も着いてるのより高くて当然なのか。
謎です。

それにしてもコロンビアで羊毛の毛糸といえばこれを買うしかないんでしょうか。セーター屋では羊毛のセーターも売ってると思うんですが、そういうのはハナから輸入品か、輸入毛糸で作ってるんですかね。

色の着いた毛糸が欲しいと思ったらペルーにでも行くしかないのか~。アルパカの毛糸ってペルーなら簡単に買えるんでしょうか。

と思ったりしましたが、ネットで調べてみると自分で染めるという手もありますね。いわゆる草木染めとか、アメリカだと粉ジュースで染める手法もあるらしい。これはこれでけっこう楽しそう。

いやそんなことより、目の前のこの毛糸、このまま編んでも大丈夫なんでしょうか。日本で買った毛糸とは当然質感が違いますが、それはアリだろうと思ったのであんまり気にしてません。で、ネットでいろいろ見ていると、「バージンウールを柔らかくする方法」というのがあったんですが、これ自体、それほど固いわけでもありません。夫も「このままで大丈夫だよー」とか言うんですが、やっぱり1回洗った方がいいのかな~。

ロバ図書館

以前書いた記事ですが、行方不明になってしまったので再掲します。
アメリカ人作家によって絵本化されたものが日本語に訳されたようです。
http://t.co/1D9dabg
映画の公式サイトはその後更新されていないようで、一般公開がどうなったのか不明。

=====

1時間ほどのドキュメンタリー映画です。原題は『Biblioburro』。biblio- は「本の」という意味ですが、この名前はたぶん biblioteca(図書館)から来ているかと。burro はロバ。その名の通り、ロバが本を運ぶ図書館。
カリブ海に面する地方に住む小学校教師ルイス・ソリアノは自身が子供の頃に移動図書館から借りた本を読んで育ったこともあり、辺鄙な村の子供たちにロバで本を運ぶことを思い立つ(この辺は映画ではなく英語版 Wikipedia から)。
彼は土曜の朝、夜明け前に2匹のロバとともに家を出る。よその牧場の敷地を通り、ひざの上まで水に浸かって大きな水たまりを渡り、やっと子供たちの元へ。ちょっとした授業をして本の交換をしたあと、保護者たちにもらったパイナップルやニワトリを積んで再び出発。別のところで成人相手に読み書きの基礎を教えている教師に資料のコピーを渡し、帰途につく。
大変だけれどもどこかほのぼのとした光景が淡々と描かれる。特に何かが起きるわけではない。
「何か」は既に起きたあとだ。
彼は子供たちに絵を描かせる。テーマは「忘れられない、悪夢のように辛かった出来事」。
ある子は絵を見せながらこう説明する。「おじさんの農場にパラミリタール(武装勢力)が来て、おじさんを殺しちゃった」
作文を書かせることもある。「妹が爆弾を拾ってしまいました。パティオで妹が泣いていました。妹は血まみれでした。お父さんやおじさんたちや近所の人がみんな来ました」
彼はひとつひとつの発表が終わると、子供たちに問いかける。「彼女はこの思い出をどうすればいいのかな?」
子供たちが答える。「あとに置く!」
「こんなことが起きないように国を変えるのは誰?」
「ぼくたち/わたしたち!」
国を変える力を持っているのは、この彼のような教師なのだと思います。
シカゴ映画祭に出品されるらしいので、その後世界的に公開されるのかも。
このブログで写真が見られますが、船のシーンはなかったような気がするので、映画祭に出品されるバージョンはもっと長いのかもしれません。
http://elbiblioburro.blogspot.com/

傘がない

雨季と乾季の境目がはっきりしなくなってきたコロンビア、ここ何週間かは降らない日もあるんですが、晴れていても急に曇って降ってきたり、油断できません。降るときは集中豪雨っぽい感じなのでやはり傘は持っていたい。

朝、夫が出かけようとしたところで「傘がない」と言い出しました。

そういえば昨日は夫は家にいて、一緒に昼食に出かけたんですが、そのとき傘を持ってたんです。しかし結局降らなかったのでどこかに忘れてきたようですね。よくある話。

レストランを出たときは確かに持っていたという。その後インターネットカフェ→パン屋→八百屋を経由して帰ってきました。

忘れてきた可能性が最も高いのは八百屋かな? というのも、八百屋には卵を買いに行ったんですが、いつもの30個パックに蓋をして紐を掛けてもらおうとしたら八百屋には紐がなく、夫が近くの雑貨屋まで買いに行ったりといろいろしてたからです。買ってまで……という気はしましたが、何度も使うならまあいいか。

とりあえず夫はすぐ出かけるので、私が八百屋まで見に行くことにしました。

そこは初めて行った店なんですが、昨日と同じ女の子がいたので「赤い傘見ました?」と聞いたら、見なかったとのこと。中に入ったらほとんど動かなくてもすべての買い物が済みそうな小さい店で、傘なんかあったら違和感ありありですぐ目に付くようなところです。

紐を買った雑貨屋に傘を持ってった可能性は低そう。どっちみち、私は八百屋で待ってたので雑貨屋がどこかわかりません。

あとはパン屋かネットカフェ。パン屋では目に付いたものをぱっと買っただけなので傘を置いたりはしてない気がする。

というわけで、パン屋は素通りしてネットカフェまで行ってみることに。ネットカフェと言ってますが実際には全然カフェではなく、インターネット兼電話屋です。

ここも初めて行った店でした。昨日はたしか受付に女の子が二人いたけど今日は一人しかいません。昨日と同じ子かどうかもわからない。そこで最初から説明することにしました。

「私は昨日、夫と一緒にここに来ました。そして夫は彼の傘をなくしました。あなたは赤い傘を見ましたか?」

彼女は「バスルームで見たかもしれない」みたいなことを言って後ろのドアを開けて中を見ました。

夫がバスルームに行ったわけではなくて、こういう小さい店ではよくあることですが店舗以外に一応トイレがあり(従業員用)、そこが更衣室も皿洗い場もすべて兼ねているのです。忘れものもそこに保管されるのでしょう。

そしてそのバスルームのドアに半身だけ入れた彼女、なんと夫の傘を手にして「これですか?」と聞いたのです。

正直言って見つかるとは全然思ってなかったので感動しました。「そうです。ありがとう」と言ってもらって帰ってきました。

どう見ても誰もが欲しがる感じの傘ではないんですが、雨が降ってたらきっと誰かが持ってったんじゃないかな。雨が多いわりに傘が売っている場所は少ないので、大きさが手頃で耐久性もそこそこある今の傘は貴重です。アビアンカの売店で買いました。セントロに行けば路上で傘をたくさん売ってますが、安いだけあって日本のビニール傘ほども持たない気がします。

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99年からボゴタ在住。
家族は現地人の夫と犬2匹。

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