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きまぐれコロンビア案内

コロンビア生活日記です

   

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断水の不手際

朝、水道の出がよくないなーと思ったらそのまま断水、ということはまあよくあります。たいていは1時間かそこらで復旧するのですが。

しかし何時間経っても復旧せず、実は24時間の予定で工事が行われていたことがあとになってわかった、ということが先月くらいにありました。

昨日も朝から断水になり、しかしこの前長時間の断水があったばかりだからすぐ復旧するだろうと思ったら甘かった。

午後帰ってきた夫によると、今回は2日の予定で工事が行われるらしい。どこでどんな工事をやってるのやら。

まる2日も断水したらげんなりです。そもそも、工事ならなんらかの告知があるはずですが、数日前からの新聞をひっくりかえしても該当する記事がありません。近所の人も知らなかったようです。

前回は市内のちょっと離れたところにある夫の姉一家のところで少し水を分けてもらったんですが、昨日はちょうど夫の車は例のピコイプラカで夜遅くならないと走れませんでした。

近所で袋入りの水を大量に買い込んだりして一応の体制を整えていたら、幸い、夜になって水が出るようになりました。工事の続きはたぶん、明日になるのではないかということです。

コロンビアでは浴槽のある家は少ないのですが、たいていの家に洗濯用の大きな流しみたいなのがあり、水がためられるようになっています。しかし数年前に比べると断水自体が少なくなってきて、油断していたのでうちでは水をためていませんでした。

今日は断水しないようなので安心していたら、昼前から強い雷雨になって停電。これはすぐ復旧したのですが、最近は停電も断水も減っているので考えが甘くなっていたようです。これが本来の南米の生活と心得るべきかもしれません。

しかし本当ならこの天気でまっさきにダメになるはずのネットが今日に限ってスムーズにつながるのがかえって納得いかないような。あ、よく考えると先週末に電話自体がつながらなくなっていたのでした。
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ピコイプラカのゆううつ

Blogger のブログが自分的に微妙に使いづらいので戻ってきました。また、海外ドラマはやっぱり分離(http://sekidoutv.blog.shinobi.jp/)。犬についてはネタがあればこちらに書き、以前の犬ブログは放置のままで。

前にも似たようなタイトルで記事を書いたかもしれない。

コロンビアの大都市にはピコイプラカ(pico y placa)というものがあります。コロンビアの車のナンバーは「アルファベット3つ+数字3つ」の6つの文字で構成されているのですが、その末尾の数字によって、市内を走れない曜日があるのです。例えば月曜は1・2・3・4とかいう感じで決まっています。

メデジンあたりはたぶん朝と夕のラッシュ時のみで、ボゴタも以前はそうだったんですが、今はボゴタは朝6時から午後8時まで。ということは車を持っていても週に2回は事実上、全く使えません。お金持ちなら2台以上持って使い回すことができますが。ボゴタでは車のナンバーの末尾の数字のみ自分で選べるそうですが、おそらくピコイプラカ対策か。2台持ってても数字が同じだと意味ないですからね。

土日には規制はなく、また、祝日にもありません。コロンビアの祝日のほとんどは月曜に移動するので月曜の規制に当たったナンバーはちょっとお得な気分になります。

そのせいか、何カ月かに一度規制の曜日が入れ替わります。うちの車は6月まで月・水だったのですが、7月からは火・木に。おかげで水木が続けて規制に。うちは出かけませんでしたけど。

しかし気のゆるみか、変更初日の1日には287人が違反で罰金を科せられたそうです。罰金は10万ペソ単位らしくけっこう大金で、だからこそみんな気をつけるのですが。

本当はこの変更初日の検挙のために曜日変更があるのでは……。

引っ越しのお知らせ

なかなか更新がなくてすみません。
コロンビア、犬、海外ドラマのサイトは統合し、今後、更新は http://parabolito.blogspot.com/ で行います。
だらだらした内容になると思いますが、よろしかったらご覧ください。

コタの自然公園

ボゴタの隣町、コタにビオパルケ(バイオパーク)なるものができたと新聞に書かれていたので行ってみました。

新聞記事にはあまりたいした情報がなく(地図さえ適当でした。迷うほどいろいろなものがある場所ではないので着くことは着いたのですが)、行ってから、入場料がひとり1万ペソであることが発覚。1万ペソがものすごーく大金というわけではありませんが(500円弱)、サービスなり、場所なりに見合ったお金を払いたいです。ここは見るからに小さな場所で、1万ペソは高いのではないかという気がしたのです。

しかし夫が入りたいと言うので結局ふたり分、2万ペソ払って入場。結果的には、ちゃんとその入場料分の満足感を得られました。

ただぼーっと見て回る、ボゴタの植物園みたいなところかと思ったのですが、ちゃんとガイドが付きます(植物園も希望すればツアーには入れます)。慣れれば勝手に見て回ってもいいようです。

まず案内されるのは森に隠れたようなこの小さい教室。
自然教室

教室内部
この若いお兄ちゃんがガイド。ここでまず短いビデオを見て、コロンビアをはじめ世界が抱える環境問題と、この公園が意図するところを簡単に学習します。

その後、教室内部に置かれた骨格や羽根の標本などで動物の身体のつくりや生活などを、ガイドくんがざっと説明してくれます。

ドブネズミの部屋
教室の後ろの方には、都市生活者にとって最も身近な動物たちが暮らす部屋があります。左側はドブネズミの部屋。右はゴキブリの部屋です。コロンビアの、というか高地だからかもしれませんが、このあたりのゴキブリは日本のものに比べるとごく小さいです。

ハツカネズミの部屋
こちらは右がハツカネズミの部屋、左がボア・コンストリクター(蛇)の部屋です。ボアはあんまり身近じゃないかも……。ここに並べられているコンセプトがやや不明ですな。
遠目なのでわかりませんが、各部屋にはちゃんとそれぞれの動物たちが暮らしています。ゴキブリの部屋には300匹くらいいるそうですが、たぶん自然繁殖すると思うのでもっといるかも。

毒のあるカエル
別の小屋に移動し、イグアナやカエルを見せてもらいました。
これはアマゾンにいる猛毒のあるカエルだそうです。触れるだけで30分以内に死に至り、毒が回るのを防ぐためには触れた場所を切り落とすしかないとか。
この説明をしたときのお客さんの反応を見るのが、ガイドくん的にはハイライトの場面なんじゃないかと思います。
ただ、カエルは特定のアリを餌とし、それで毒を合成するため、そのアリがいない状態でここで飼育されているカエルには毒はないそうです。
日本語版 Wikipedia のヤドクガエルの項にもそんな説明がありました。

「そのためコオロギやショウジョウバエ等を餌に長期飼育された個体や飼育下繁殖個体では毒を持たないとされる。」

この「とされる」が非常に不安なんですが。

蝶の部屋
ガイドが交代してさらに別の小屋。蝶の部屋です。
高温に保たれているようで、やや暑いです。

蝶アップ
こんな感じであちこちに蝶が飛んだり止まったりしています。

鴨と亀
この部屋にはほかに、カメとカモが同居しています。カメには子供がいるようなことをガイド氏(最初のガイドくんよりやや年上でした)が言っていましたが、それは見えませんでした。
蝶もカモもカメも、そこらを普通に飛んだり歩いたりしています。うっかりするとカモを踏みそうで怖い。

さなぎ
コウモリの群れではありません。さなぎです。さなぎには専用のカゴがあるようです。

鳥
隣の部屋には鳥がたくさんいました。さっきの部屋のカモがなぜひとり(一羽)かというと、ほかの鳥と喧嘩するからだそうです。

さらに別の小屋へ。ここはちょっとものものしいです。おそらく今の時点での目玉でしょう。

ワシ
鷲の部屋。
「アギラ・アルピア」と言ってたと思うのでオウギワシでしょうか。ただ、ガイド氏は14kgあると言っていましたが、Wikipedia の記述を信じるならそれは大きすぎるような。英語 Wikipedia には12.3kgのものがいると書かれていますが、それはあきらかに太り過ぎという書かれ方だし。14ポンド(7kg)の間違いではないですかね。それでも十分大きいし、襲われたくないことはたしかです。鳥ってたしか骨が軽いから、体重に比べて大きいんですよね。
人はある程度保護された通路を歩きますが、その保護は木の枝を組み合わせただけ。大丈夫なのか、これ。
「写真を撮っていいですか」と聞いたら、「フラッシュなしで」と言われました。
しかし鷲の居住空間のメンテナンスなどをする場合には完全装備などはしないそうです。ふたり一組で入り、ひとりが棒などで鷲の気を散らしてもうひとりが作業をするのだとか。

見学はこれで一通り終わり。説明もいろいろあったし、さまざまな動物(主に鳥)をじかに見られて満足です。その後、オプションとしてまだ何もない山道を少し歩いて登りました。突き当たりの場所で、たまたまハチドリを見られました。

今オープンしているのは第一段階で、次の段階では哺乳類が見られるようにするそうです。ジャガーとか。
ジャガーも木の檻に入って見るのかしら……。
運営は完全に民間が行っているようです。なかにカフェテリアがあり、この日は子供の誕生パーティが行われていました。子供たちがこの施設の目玉のお客さんというか、この国の環境問題を改善するに当たって子供たちに教育を施したいというのが主旨のようです。

周辺の光景
この場所はレセルバと呼ばれるネイティブ居留地のなかにあります。このネイティブの人々はあまりフレンドリーではないらしいのですが(夫の話による)、コタは最近ボゴタのベッドタウンとして開発が進んでいて、このすぐそばまで新しい住宅地ができつつあります。
ネイティブの人たちとそうでない人たちがうまくやっていけるといいのですが。

遠景
山の上からはボゴタの端っこも見えました。

テケンダマの滝とメシータ・デル・コレヒオ

犬連れで近郊ドライブに行きました。行き先はメシータ・デル・コレヒオという小さな町ですが、途中にテケンダマの滝というところがあります。

テケンダマの滝
テケンダマってボゴタのホテルの名前にもなっているのですっごい観光地なのかと思ったら、全然そんなことはありません。
ここの水は発電にも使われているそうで、そちらに水が取られることも多いのでいつもこれだけの水量があるとは限らないそうです。
川はボゴタ川。一説には世界一汚染度が高い川だとか。イヤな世界一です。

ボゴタから走ってくるときにまず見えるのはこの建物。
滝横の建物
元は住宅だったのでしょうか。「私有地につき立ち入り禁止」と書かれていて入れません。廃虚かと思ったのですが、様子を見ているとここの駐車場の係員などがときどき出入りしているような?
この場所の管理組織などが使っているのなら、整備して売店なり小規模な博物館みたいなものにするなりすればいいようにも思います。日本とかならきっとそうなってるでしょうね。その辺、かっちり何もかもビジネスチャンスを生かさないのがコロンビアのいいところかなーとも思いますが。

滝はこの建物のすぐ横にあります。こんな感じ。

滝と建物
実際にここに住めと言われたらちょっといやかもしれない。

で、駐車場があるからには売店などもあるのかというと、あります。

レストラン……
こういう感じの食堂みたいなのがいくつか連なっています。私たちはここには入っていませんが、床、大丈夫なのか……。
しかしトイレは借りました。トイレはこういう食堂の下にありました。かなり覚悟して行ったのですが、意外にきれいで拍子抜け。ここ数年でコロンビアの観光地みたいな場所のトイレってすごくきれいになったと思います。あくまでコロンビア標準のきれいですが。

先を急いでメシータ・デル・コレヒオに行き、昼食を摂ろうと思ったのですがなかなかいいところがありません。それはうちの問題で、犬を連れているので犬を繋いで食事できるようなところがいいのです。町のなかにはいくつもレストランがありますが、そういうところだと犬を繋げないし、犬を車のなかに入れっぱなしにしておくには暑い日でした。

町を通り抜けたところで歩いている人に聞いたら、「○○っていう大きなところがあるよ」と教えてもらいました。名前忘れましたが。

たしかにそこはあって、大きなところだったんですが、完全に管理されたレジャー施設みたいな場所で(パターゴルフとかあるらしい)動物は禁止でした。

そこで夫が、そこに行く前にもうひとつホテル兼レストランみたいな看板が出ていたことを思い出し、そこに行ってみました。

私もそれは見ていたんですが、看板が色褪せていたので営業しているかどうか怪しいと思っていたのです。

しかし行ってみたらたしかに営業していました。ホテルとかレストランとかいうよりも農場です。門を抜けて建物があるところまで車で入っていきましたが、お客さんはおろか働く人の姿も見えません。と思ったら、お兄さんが寄ってきました。

昼食はあるかと聞いたらあるという。といってバリエーションがあるわけではなく、カルネ・アサーダ(肉の焼いたの)1種類だけで1万ペソ。休日にちょっと出かけて昼食を摂ったらこれくらいは普通というか、むしろ安い方かも。バリエーションがないのは時間が遅かったからかもしれません。あるいはレストランのみの客は珍しいのか。

夫が「犬を車から出していいか」と聞くと、全然かまいませんよー、と言われました。それどころか、「池があるので泳がせてもいいですよ」とさえ言われました。

うちの犬、特に白いラブラドールの方は水を見れば飛び込まずにいられない性格なのです。結果、このように。

池で泳ぐ犬

ひとしきり遊ばせたあと、昼食をいただきました。

ダイニングはテラスみたいな感じ。

ホテル兼食堂
ここはボゴタより低く、標高900mだそうです。暑いのでプールもあります。町にもプールの看板はたくさんありました。

ホテルについて聞いてみると、一人1泊2万ペソだそうです。プールには入れますがおそらく食事は別料金かと。部屋も見せてもらいましたが、古くはあるものの清潔そうで、かつてメデジンで泊まった部屋みたいな感じでした。学生の集団とかが泊まれそうな、やや大きめでベッドをたくさん詰め込んだような部屋もあり、また、古ぼけてはいますがキッチンも使えるそうです。

プールの方には家族連れがいたのでほかにお客さんがいなかったわけではありません。常にこういうまったりした感じの場所なのではないかと思います。馬にも乗れるそうです。

ここの名前も覚えていないんですが、実際、小さな町なので行くのは難しくないんじゃないかと思います。ボゴタ方面から行ってメシータ・デル・コレヒオの町を抜け、街道をちょっと行くとあのレジャー施設の看板が右手に出ています。そこを右に曲がって車1台がやっとという道をどんどん行くとレジャー施設に着くのですが、そのやや手前に色褪せた看板のある門があるのです。

ところでこのホテルのお兄さんに、ずっと気になっていた質問をしてみました。なぜこの町の名はメシータ・デル・コレヒオなのか。直訳すると「学校の小さな机」となり、教室で子供が使う机のことかなーと想像し、なぜそういう地名になったのか不思議に思っていたのでした。

しかし実際にはそうではありませんでした。メサというのは台地のこと。ボゴタとかが乗っているのがメサです。こっちの町は、それよりも小さな台地にあるのでメシータ。コレヒオとは、この地にかつてイエズス会(と言ってたと思います)が学校を建てたことから、町がコレヒオと呼ばれるようになったそうです。なのでメシータ・デル・コレヒオは元はひとまとまりの名前ではなく、「コレヒオ」という町の「メシータ」ということなんですね。

最後にもう1枚。

食堂もう1枚

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99年からボゴタ在住。
家族は現地人の夫と犬2匹。

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