またブックフェアに行ってきました。25回目の今年、略称が filbo (Feria Internacional del Libro de Bogota)になったようです。
今回は日曜に行きましたが、午前中だったせいか、最初の日曜のためか(2週間開催で週末が2回ある)、それほど混んでいませんでした。

入ったらいきなり児童書コーナーができていました。いつもは内側のパビリオンにあったんですが、場所を替えたようです。
おお、犬だ!と思って写真を撮りましたが、この本は見つかりませんでした。といっても児童書を買うつもりはなかったのでそれほど真剣に探していません。

公文のコーナーも。このあと、この反射テープがぴかぴかしている警察官青年になぜかにまにました顔で見られました。これだけでは日本の会社とわからないので、「日本人だから写真撮ってるんだな」と思われたわけではないと思うんですが。

ウォーリー発見。見つけやすすぎ。またはやってるんでしょうか。

児童書コーナーの外に出ると、図書館バスが止まっていました。これは2008年の記事(http://kimacolo.blog.shinobi.jp/Entry/64/)に書いた日本からのバスでは。外は塗り替えたようですね。

今回は、文学系は買わないことにしていました。ここ何年かのあいだに買った本も全然読んでないですしね……。
最近ひそかにモダン建築にハマっているので、建築系の本と、特にボゴタの町並の歴史について書いたような本があれば欲しいと思っていました。
とりあえずタッシェン。
結局ここでは1冊しか買いませんでしたけど。

ところでここのイベントではよく「生きた彫像」という芸をする人がいますが、なんか妙な方向に進化していました。本来は全身を同じ色で塗って銅像などのように見せるものだったと思うんですが。
左の人は鏡張りだし、右の人はただの仮装になってる。
写真の撮り逃げは悪いと思って小銭を入れたら動き出したので逃げました。
その後、いろんなブースを見て回ってもイマイチぴんと来るものがなく、タッシェンで見たインダストリアルデザインの本を買って帰ろうかなと思っていたところ、Siglo del Hombre という書店ブースでけっこういい本が見つかったので買い込みました。買った本については後述。買い物中の写真はなかったです。

ごく一部しか見ていませんが、週末ながらちょっと忙しいので招待国ブラジルのパビリオンを見て帰ることにしました。

けっこう広い。
しかしスペイン語の本とポルトガル語の本が混在していて、私なんかが見ると間違えそうです。ポルトガル語は全然わかりませんが、スペイン語に似ているので、だいたいなら雰囲気でわかる部分もあるかも。

児童書の閲覧コーナー。児童書は見たところ、ほとんどポルトガル語でした。
写真の右端の真ん中に平安時代っぽい絵があるのですが、日系人の方が書かれているようです。ざっと探してみましたが見つかりませんでした。なにしろ数が多くて。

コラ・コラリーナという女性詩人のコーナーがありました。

写真と彼女の詩がディスプレイされています。また、本人による朗読らしきものが流れていました。
ブラジルパビリオンにはブラジル料理のレストランがあったのですが、品数が少なくて高いし、夫は「ブラジルの肉が食べたい」などといっていたものの、肉料理らしいメニューもなかったのでそこでは食事せず、帰りに Crepes & Waffles で食べました。

買い物一覧。これは無料品です。入り口でもらった案内のようなのと、いつもある雑誌みたいな。雑誌みたいな方はけっこう分厚いです。

夫はなぜか日本語教科書に目を留めたので、その教科書と古今和歌集スペイン語版を買ってみました。
どうせたいして読まれないと思いますが、私に「買っただけで読んでないじゃないの」などという資格があろうか。
古今和歌集はスペイン語メインで、一応日本語がローマ字で書かれています。でもこれで日本語を学ぶのが無理なことはいうまでもない。文化の理解にはいいんじゃないでしょうか。
これはどちらもスペイン語で出た本のようでした。

コロンビアの鳥の名前辞典。鳥の名前を調べるのではなく、鳥の名前の語源を調べる辞典らしい?
あまり高くないので買ってみました。不思議な辞典を見るとつい欲しくなります。コロンビアオリジナルの辞書は少ないのでなおさら。

イームズ。タッシェンで買いました。
普通の本屋で買うのと同じ値段でしたが、この前ガルシア・マルケスに行ったときイームズがなく、ブックフェアならあるんじゃないかと狙ってたのです。これ(http://www.amazon.com/Charles-Ray-Eames-1907-1978-Mid-Century/dp/3822836516/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1335150260&sr=8-2)のスペイン語版。

ボゴタのモダン建築を代表するひとりであるらしい(今日知った)ホセ・マリア・モントーヤ・バレンズエラの作品を紹介したらしい本と、それよりもう少し前の時代にボゴタで活躍したらしい Gaston Lelarge の本。
希望にほぼぴったりの本で、狂喜しました。ペーパーバックでそれほど厚くないこともあり、あまり高くありません。
ル・コルビュジェとボゴタの関わりを書いた本があれば欲しかったんですが、見つかりませんでした。実はそれについては無料でPDFが手に入るんですが(http://www.lecorbusierenbogota.com/ の Los libros のページ。Vol.2 には英語版もあり)、できれば本で欲しいんですよね~。

左は、ボゴタの昔を懐かしむような本。古い写真とか好きなので、つい。1000円くらいだったのにあとで見たらCDも付いててびっくりです。CDは音楽で、中に書かれている歌が収録されているようです。
右は数年前に買った、1901年の農業博覧会に関する本らしいです。まあ読んでないんですけどね。左の本を買うときに、あれと同じフォーマットだ、と思ったので並べてみました。
上の2冊とこの2冊は出版に市が絡んでいるらしく(Gaston Lelarge のみ、出版社はプラネタ)、写真がたくさん載っているのにわりと安いです。でも普通の本屋ではまず見かけません。

イームズの本以外は全部、Siglo del Hombre で買いました。
絵はがきとしおりを付けて、こんな袋に入れてくれました。この袋自体はチラシを入れるためにもらったもので、実際に本を入れてもらった袋はもう少し大きかったです。